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1-3.外観だけで中身を判断していませんか?
店頭に並んでいるワインをあれこれと手にとって、なにやら細めにチェックしている方を
ときどきみかけます。何をしているのかと思うと、ラベルは汚れていないか、破れていないか
ワインがボトルの口から漏れていないか、キャップシールは緩くないか等です。
ラベルについては、ボトルから剥ぎ取って保存をしようと言うのであれば理解出来ますが、
汚れや破れは中身と無関係なことが有ります。
1-3-1.口漏れ
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基本的な原因は温度変化に因ります。例えば、夏暑い日本でリーファーコンテナ
を開け荷物を取り出し、倉庫に移動する最中にワインの温度が上がり口漏れ
し始めることがあります。ワイン生産地でも涼しいセラーから出し運送する間に
口漏れは生じることがあります。温度変化はない方が良いのですが、この程度で
はワインが「傷む」ほどではないので、この温度変化を気にする程ではありません。
しかし、温度環境の悪い所に長く保存され口漏れしている場合、まず中身は
傷んでいるでしょう。その時は、そのロット(ケース、時にはコンテナ全て)全てが傷んでいると考えた方が
良いでしょう。
なお、ドライコンテナでワインを海上輸送しても口漏れしないことがあります。
ボトルを立てていれば・・・! 見かけはきれいですが中身は終わっています。
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コルクの問題もあります。短いコルク、ビン口の内径に対し径の細いコルク、
柔らかいコルク、質の悪いコルク等は口漏れの原因になり易いでしょう。
ただ、品質の良い高価なコルクでも何百、何千、何万個に一個位の確率で不良品が出ることがあります。
この時は、保存環境が良くてもワインは傷んでいることがあります。これは「不運」としか言いようがないでしょう。
コルクは自然の産物ですから。
結局、コルク不良による口漏れを除いて、「口漏れしているか、していないか」で個々のボトルの中身を判断する
のではなく、ケース単位、輸送ロット単位、さらにはコンテナ単位で考える必要があります。
ですから、ワインの山をひっくり返し、口漏れしていないボトルを探しても、そのロット自体
が傷んだワインのロットですと、いくら探しても良いものには当たらないでしょう。
1-3-2.キャップシールの緩み
キャップシールが緩いのはキャップシールをボトルの
首の部分に密着させるための機械調整の問題ですのでワインの品質には無関係です。気にされない方が良いでしょう。
1-3-3.ラベルの破れ、汚れ
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ラベルの破れやキズは、ボトルにラベルを貼る工程での機械的ミスや、輸送中
箱の中で擦れたりして生じます。ワインの品質とは無関係です。
フランスのスーパーでは、平気でラベルの上に値段シールを貼り付けていることが
あり、シールを剥がすと跡が汚くなったり破れたりします。筆者はニースのある
スーパーでChateau Mouton Rothschild 79のラベルのまさに絵の上にシールを貼っている
のを見た事が有ります。
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ラベルの汚れは、ラベルを貼る作業のなかで接着剤が付着したり、その後の
取り扱い作業の中で付着することがあります。
ワインの染みが付いているのは、他のボトルが破損した時、ワインが飛び散ったり、
流れてきて汚れる場合と、1-3-1に述べました口漏れによるワインで汚れる場合が
あります。前者はワインの品質には無関係ですが、後者の場合は上記1-3-1を
お読み下さい。
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